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子育てと訪問看護は両立できる? 使える制度と職場選びのポイント
訪問看護は夜勤がなく日中の訪問が中心なので、子育てと両立しやすい働き方のひとつです。ただし、オンコールの担当、子どもの急な発熱への対応、時短勤務の使いやすさは事業所によって大きく違います。法律で決まっている「最低限の制度」を知ったうえで、職場ごとの運用を見学や面談で確かめるのが近道です。
訪問看護が子育てと両立しやすいと言われる理由
子育てとの両立を考えて、病棟から訪問看護への転職を検討する人もいます。両立しやすいと言われる理由は、主に次の3つです。
- 夜勤がない: 勤務は日中が基本で、夜は自宅で過ごせます。夜間の対応はオンコール (自宅などでの電話待機) で行うのが一般的です。
- 1日の予定が見通しやすい: 訪問先と時間はあらかじめ組まれているため、終業時刻の見通しを立てやすくなります。
- 移動の自由度がある: 事業所によっては、社用車で直行直帰ができ、保育園の送り迎えとの組み合わせを考えやすくなります。
一方で、「訪問看護ならどこでも両立しやすい」わけではありません。次の章のような場面で、事業所ごとの差が出ます。
両立が難しくなりやすい3つの場面
オンコールの担当
夜間・休日の電話待機であるオンコールは、子どもが小さいうちは負担に感じやすいところです。回数や、担当しない働き方を選べるかどうかは事業所によって違います。オンコールの仕組みそのものは「訪問看護のオンコールの実際」でくわしく紹介しています。
子どもの急な発熱や呼び出し
訪問看護は利用者さんとの約束で動く仕事なので、急に休むときは誰かが訪問を代わるか、日時を調整する必要があります。ここで大切なのは、本人の頑張りではなく、チームで訪問を振り替える仕組みがあるかどうかです。
夕方の記録と残業
訪問を終えて事務所に戻ってから記録をまとめると、お迎えの時間に間に合わないことがあります。記録を移動中や訪問先で入力できる端末があるか、残業がどのくらいあるかも、両立のしやすさに直結します。
法律で決まっている両立支援 (2025年改正後)
育児・介護休業法は2025年4月と10月に段階的に改正され、子育て中の働き方を支える制度が広がりました。主なものを表にまとめます。
| 制度 | 対象となる子 | 内容 |
|---|---|---|
| 短時間勤務 | 3歳未満 | 申し出により所定労働時間を短くする措置を、事業主が講じる義務 |
| 残業免除 (所定外労働の制限) | 小学校就学前 | 2025年4月から、対象が3歳未満から就学前まで広がった |
| 時間外労働の制限 | 小学校就学前 | 請求すると、時間外労働が月24時間・年150時間までに制限される |
| 深夜業の制限 | 小学校就学前 | 請求すると、午後10時〜午前5時の労働が制限される |
| 子の看護等休暇 | 小学校3年生修了まで | 年5日 (子が2人以上は10日)。2025年4月から、感染症による学級閉鎖や入園・入学式なども取得理由に |
| 柔軟な働き方を実現するための措置 | 3歳〜小学校就学前 | 2025年10月から、事業主は始業時刻の変更・テレワーク・短時間勤務など5つの中から2つ以上を用意し、労働者が1つを選んで使える |
あわせて、子が3歳になる前の時期などに、勤務時間帯や勤務地、業務量などについて事業主が個別に意向を聞き、配慮することも義務になりました。
注意したいのは、多くの制度が「本人の申し出・請求」で動くことです。また、勤続期間が短い場合など、労使協定によって対象から外れる人がいる制度もあります。転職したばかりの時期に使える制度かどうかは、入職前に確かめておくと安心です。
リンク訪問看護ステーション伊丹の場合
ここからは、このサイトの事業所の制度を紹介します。いずれも募集要項と公式の公開情報に載っている内容です。
- 子育てサポート: 祝日保育制度、子育て期間中の時短勤務、正社員復帰制度があります。
- 子ども手当: 小学6年生以下の子ども1人につき5,000円を支給しています。
- オンコール: 伊丹事業所のオンコール待機は月4〜6日で、免除も可能です。日勤のみで勤務しているスタッフも在籍しています (事業所の公式ブログ、2025年10月の記事より)。
- 休暇: 年間休日112日、週休2日のシフト制で、時間単位の有給休暇もあります。
- 移動: 社用車を貸与しており、車両の持ち帰りや直行直帰もできます。
オンコールなしの働き方のモデル給与も公開しています (在職3年・30代半ば・子ども2人・オンコールなしで月給302,000円〜、各種手当を含む)。
見学・面談で確かめたいこと
子育てとの両立という視点で、聞いておくと判断しやすくなる質問を挙げます。
- 子どもの発熱で急に休むとき、その日の訪問は誰がどう調整しますか
- 時短勤務にした場合、勤務時間帯と訪問件数はどう変わりますか
- オンコールを担当しない期間は、どのくらい選べますか
- 学校行事や保育園の行事に合わせた休みは取りやすいですか
- 時短やパートから正社員に戻るとき、どんな手続きになりますか
答えの中身だけでなく、具体的な例を挙げて説明してもらえるかどうかも、制度が実際に使われているかを見分ける手がかりになります。
まとめ
訪問看護は、夜勤がない分、子育てとの両立を考えやすい働き方です。そのうえで、オンコールの担当、急な休みの振り替え、時短の使いやすさは職場で差が出ます。法律の制度を知っておくと、面談で何を聞けばよいかがはっきりします。お子さんの年齢や送り迎えの事情を伝えたうえで働き方を相談したい方は、履歴書なしのカジュアル面談から気軽にどうぞ。
よくある質問
子どもが小さくてもオンコールは必ず担当しますか?
事業所によって違います。リンク訪問看護ステーション伊丹ではオンコール免除が可能で、日勤のみで勤務しているスタッフも在籍しています。担当の有無や回数は、経験と希望をふまえて面談で相談できます。
入職してすぐでも時短勤務を使えますか?
法律上の短時間勤務は3歳未満の子を育てる人が対象ですが、労使協定で勤続1年未満の人などを対象外にしている場合があります。入職直後から使えるかどうかは、応募先に確認してください。
子の看護休暇は何に使えますか?
2025年4月の改正で「子の看護等休暇」になり、病気やけが、予防接種・健康診断に加えて、感染症に伴う学級閉鎖などや、入園 (入学) 式・卒園式にも使えるようになりました。対象は小学校3年生修了までの子です。
祝日に子どもを預ける先がありません。
リンク訪問看護ステーション伊丹には祝日保育制度があります。利用の条件や方法は、見学や面談の際にお尋ねください。


