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伊丹市で訪問看護師として働く ― 人口・高齢化率と市の在宅医療の方針
伊丹市の人口は、2026年8月31日時点の住民基本台帳で200,667人、そのうち65歳以上が52,124人 (約26.0%) です。市は「医療」「介護」「予防」「生活支援」「住まい」を一体的に提供する地域包括ケアシステムの深化をかかげ、医師会などと連携した在宅医療の推進や、医療ニーズの高い人の在宅ケアを計画に書き込んでいます。この記事では、市の公表資料と、伊丹市池尻にあるリンク訪問看護ステーション伊丹の働き方を整理します。
数字で見る伊丹市
| 項目 | 数値 | 出典・時点 |
|---|---|---|
| 人口 | 200,667人 | 住民基本台帳 (2026年8月31日現在) |
| 総世帯数 | 96,009世帯 | 住民基本台帳 (2026年8月31日現在) |
| 65歳以上 | 52,124人 (約26.0%) | 住民基本台帳 (2026年8月31日現在) |
| 75歳以上 | 32,247人 (約16.1%) | 住民基本台帳 (2026年8月31日現在) |
| 面積 | 25.00㎢ (東西7.0km、南北6.5km) | 伊丹市統計書 令和7 (2025) 年度版 |
東西7.0km、南北6.5kmの市域に約20万人が暮らしています。65歳以上はおよそ4人に1人で、そのうち75歳以上だけで3万人を超えています。
これからの伊丹市 ― 市の計画が見込む変化
伊丹市は、令和6年度から3か年の計画として「伊丹市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画 (第9期)」を策定しています。概要版には、次のような見込みが載っています。
- 高齢化率は、令和22年 (2040年) に33.7%になると推計されている (住民基本台帳をもとに、コーホート要因法で算出した推計値)
- ひとり暮らしの高齢者世帯は、国勢調査で令和2年に10,572世帯。今後も増えると見込まれている
- 令和22年 (2040年) には団塊ジュニアの世代が65歳以上となり、高齢者人口の増加や高齢化率の上昇が見込まれる
ひとり暮らしの利用者さんが増えると、服薬や体調の変化に誰が気づけるかが課題になります。ケアマネジャーやヘルパー、地域の見守りと情報をつなぐ訪問看護師の役割は、これまで以上に大切になります。
市がめざす地域包括ケアと在宅医療
第9期計画の基本理念は「住み慣れた地域でいきいきと安心して暮らせるまち伊丹の実現」です。そのうえで市は、支援が必要な高齢者の住み慣れた地域での生活を支えるために、「医療」「介護」「予防」「生活支援」「住まい」の5つのサービスを一体的に提供する地域包括ケアシステムの深化と推進をめざしています。
9つの日常生活圏域
伊丹市は、市内の1〜2小学校区を1つの日常生活圏域とし、9つの圏域それぞれに地域包括支援センターを置いています。さらに、9つのセンターの後方支援や調整を担う基幹型の地域包括支援センターが1か所あります。
在宅医療の推進
計画の「在宅医療の推進」の節では、在宅医療を、療養場所の希望や病状に応じて入院医療や外来医療と補い合いながら生活を支える医療と位置づけ、次の取組みを挙げています。
- 医師会・歯科医師会・薬剤師会等と連携し、在宅医療を推進する
- 医師会・歯科医師会のホームページなどに、在宅医療に対応できる医療機関とその範囲を載せ、地域の医療・介護関係者などからの相談に対応する
- 医師会に多職種協働研修推進事業を委託し、医師会・歯科医師会・薬剤師会・ケアマネジャー・介護事業者などとの情報共有と連携体制をつくる
- 保健・医療・介護関係者の連携や訪問看護の利用、定期巡回・随時対応型訪問介護看護、小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護の整備などで、医療ニーズの高い人の在宅ケアに対応する
医療ニーズの高い人が自宅で暮らし続けるための手段として、「訪問看護の利用」が市の計画にはっきり書かれています。
市民の希望
計画によると、市の「介護予防・日常生活圏域ニーズ調査」では「住み慣れた自宅で介護を受けながら過ごしたい」「介護と医療が連携したサービスを利用したい」という回答が、それぞれ上位を占めていました。
リンク訪問看護ステーション伊丹という職場
伊丹市で働く一例として、リンク訪問看護ステーション伊丹の公表情報を紹介します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 〒664-0027 兵庫県伊丹市池尻1丁目12 KT-1伊丹2階 |
| 運営 | ヘルスケアリンク阪神株式会社 |
| 開設 | 2021年4月 (令和3年4月) |
| 勤務時間 | 月曜日〜土曜日 8:30〜17:30 (休憩60分) |
| 休日 | 年間休日112日、週休2日シフト制、年末年始休暇、時間有給、特別慶弔休暇 |
| 雇用形態 | 正社員・パート社員 |
| 訪問エリア | 伊丹市・尼崎市 (全域)、宝塚市・川西市・西宮市・池田市・豊中市 (一部) |
伊丹市を拠点に、看護師・リハビリ職・ケアマネジャーなどが連携し、ご自宅での療養生活をサポートしているステーションです。対応しているサービスには、緩和ケア、小児看護・リハビリ、難病・医療処置 (指定難病、ストマ・褥瘡処置、経管栄養、点滴、人工呼吸器)、心臓・呼吸リハビリ、24時間緊急対応、リハビリテーションがあります。
移動と1日の訪問
訪問用の社用車を貸与しており、車両の持ち帰りや直行直帰もできます。必要な免許は普通自動車運転免許で、AT限定でもかまいません。伊丹事業所はマイカー通勤可 (駐車場あり) です (事業所が求人サイトに掲載している求人より)。
訪問は1日4〜6件で、1日の訪問ケア時間は合計5時間程度です。8:30の朝礼・申し送りから始まり、午前と午後の訪問を終えたら17:00ごろに事務所へ戻って記録や報告、翌日の準備をします。業務用タブレットも貸与しています。
訪問看護が未経験の方も相談できます。慣れるまでは同行訪問でサポートし、十分に慣れてからひとりでの訪問を始めます。
よくある質問
伊丹市の高齢化率はどのくらいですか?
市の住民基本台帳 (2026年8月31日現在) では、人口200,667人のうち65歳以上が52,124人で、割合は約26.0%です。75歳以上は32,247人 (約16.1%) です。市の第9期計画では、令和22年 (2040年) の高齢化率を33.7%と推計しています。
伊丹市の地域包括支援センターはいくつありますか?
市内9つの日常生活圏域に1か所ずつと、基幹型が1か所で、合計10か所です。
リンク訪問看護ステーション伊丹は伊丹市だけを訪問しますか?
いいえ。伊丹市と尼崎市は全域、宝塚市・川西市・西宮市・池田市・豊中市は一部の地域を訪問エリアとしています。移動には訪問用の社用車を使います。
伊丹市は、約20万人が暮らし、市の計画にも訪問看護の利用が位置づけられているまちです。地域のことや実際の訪問の様子は、見学の申し込みから気軽にたずねてみてください。


